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世界をリードする数学研究 ~数学研究所の活躍~

2022年度 日本数学会代数学賞を受賞(古澤 昌秋教授)

 本学大学院理学研究科 古澤 昌秋(ふるさわ まさあき)教授が、『2022年度日本数学会代数学賞』を受賞しました。受賞題目は、「保型L函数の特殊値と周期に関する研究」です。
 『日本数学会代数学賞』は、1998年度に始まり、群論・環論・整数論・代数幾何など、広い意味での代数学の進展に著しく貢献した研究者に贈られる賞です。オンライン開催された日本数学会2022年度年会において授賞式と受賞特別講演が行われました。
 数論において、L函数の特殊値の研究はその中心課題の一つです。古澤教授は、神戸大学の森本和輝氏と共同で、Boecherer予想と呼ばれるL函数の中心値と周期の関係式を証明するなど、同分野の研究に著しい成果を挙げています。この予想は、幾何学や岩澤理論の発展にも影響を与えたWaldspurger公式の高次元化であり、その解決は国際的に高く評価されています。本学においても、後進の育成や国際共同研究を先導し、その貢献は多大です。

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古澤 昌秋教授

2022年度 日本数学会代数学賞について(日本数学会サイト)

https://www.mathsoc.jp/publicity/algebra2022.html

2021年度 日本数学会解析学賞を受賞(高橋 太教授)

   本学大学院理学研究科 高橋 太(たかはし ふとし)教授が、『2021年度 日本数学会解析学賞』を受賞しました。受賞題目は、「Hardy型不等式の精密化および非線形楕円型方程式の漸近解析」です。
 『日本数学会解析学賞』は、2002年度から、解析学および解析学に関連する分野において著しい業績を挙げた研究者に、その業績を顕彰する目的で贈られる賞です。授賞式と受賞特別講演は、当初は日本数学会2021年度秋季総合分科会において行われる予定でしたが、延期され日本数学会2022年度年会において行われました。
 高橋教授は解析学のさまざまな分野に現れる臨界的不等式の最適性の研究を行なっています。近年はHardy の不等式、Hardy-Leray の不等式の研究を行なっており、これらの不等式の精密化を定量的に表現する剰余項の発見と分析手法の推進が今回の受賞の大きな理由です。

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高橋 太教授 受賞記念談話会での講演の様子

2021年度 日本数学会解析学賞について(日本数学会サイト)

https://www.mathsoc.jp/activity/public_relations/press_conference/analysis2021.html

2021年度 日本数学会賞建部賢弘奨励賞を受賞(佐野 めぐみさん)

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佐野 めぐみさん

 本学大学院理学研究科 数学専攻後期博士課程の修了生(平成30年3月修了)佐野 めぐみ(さの めぐみ)さん(数学研究所特別研究員・広島大学大学院先進理工系科学研究科准教授)が、『2021年度日本数学会賞建部賢弘奨励賞』を受賞されました。受賞題目は、「関数不等式に付随する変分問題と新規スケール不変性の開拓」です。
 『日本数学会賞建部賢弘賞』は、若くして優秀な業績を挙げる等数学研究の活性化に寄与している数学会員を顕彰し、その研究を奨励する目的で設立された、日本数学会若手会員を対象とした伝統ある賞です。
 

2021年度 日本数学会賞建部賢弘奨励賞について(日本数学会サイト)

https://www.mathsoc.jp/activity/public_relations/press_conference/takebe2021.html