圓丸 哲麻 (経営学研究科 准教授)
2022年3月31日/白桃書房百貨店リテールブランド戦略 これまであまり取り上げられてこなかった「消費者の百貨店離れ」の実像とはどのようなものなのか、を明らかにしようと試みる。そして、危機的状況を不況や取引慣行に帰するのではなく、消費者への調査により、百貨店と競合業態、また百貨店間の「同質化」を検証し、消費者が期待する「百貨店像」を描き出す。消費者基点での百貨店の存在意義と今後の事業戦略へのアプローチを提示し、研究者だけでなく、実務にも有用な内容である。
全 泓奎 編著 (都市研究プラザ 教授)
2022年3月25日/明石書店東アジア都市の社会開発:貧困・分断・排除に立ち向かう包摂型政策と実践 東アジア各国の都市の貧困・社会的排除に立ち向かう地域実践の仕組みを、「社会開発(Social Development)」という文脈から比較検討し、社会的不利を被りがちな地域や人に対する社会開発の東アジアモデルの導出に資することを目指す。
新ヶ江 章友 (人権問題研究センター/都市経営研究科 教授)
2022年3月22日/花伝社クィア・アクティビズム はじめて学ぶ〈クィア・スタディーズ〉のために 「LGBT」「多様性」理解のその先へ。これからの時代のジェンダー/セクシュアリティを考えるための新教養、超入門編。女性や性的マイノリティは歴史の中でいかに闘い、どのような困難に直面したのか。あらゆる境界線を疑い、多様な性/生の在り方を問い直す。
久末 弥生 (都市経営研究科 教授)
2022年3月15日/日本評論社 変革と強靭化の都市法(都市経営研究叢書第7巻) 現代の都市は気候変動や感染症の大流行など未曽有のリスクに直面している。「変革と強靭化」が必要な時代、都市法のあり方を問う。第Ⅰ部では、文化財保護と都市計画の連携をテーマに、文化財保護法制および都市計画法制の先進国であるフランスの法制度に着目し、都市法の変革について考察する。第Ⅱ部では、ニューノーマルと都市の変容をテーマに、都市法の強靭化手法を探る。
新ヶ江 章友 編著 (人権問題研究センター/都市経営研究科 教授)
2022年3月10日/日本評論社学際研究からみた医療・福祉イノベーション経営(都市経営研究叢書第6巻) 医療・福祉組織のイノベーション経営モデルを、経営学、医学、哲学、倫理学、社会学、文化人類学の観点から考察。クリティカル経営学習、消費者モデル、インフォームド・コンセント、哲学対話、人権研究、福祉臨床など。
新藤 晴臣 編著 (都市経営研究科 教授)
2021年12月20日/株式会社 日本評論社 コーポレート・アントレプレナーシップ―日本企業による新事業創造(都市経営研究叢書第8巻) 大企業によるベンチャー創出の包括的概念「コーポレート・アントレプレナーシップ」について、パナソニック、ANAホールディングス、バイエル薬品、ソフトバンクグループという日本企業4社の比較分析を通じて詳述。
村井 雅美 共著 (生活科学研究科 特任准教授)
2021年11月8日/金剛出版精神分析臨床での失敗から学ぶーその実践プロセスと中断ケースの検討 精神分析的アプローチを実践している初心から中堅、経験豊かな心理療法家たちが、さまざまな臨床の場での面接の“失敗”を真摯に振り返りました。そうして得た学びを次の実践に役立てようと考察した論文集です。
山口 悦子 共著 (医学研究科 教授)
2021年10月30日/日総研 ゲーム・ロールプレイを活用した参加型医療安全研修ガイド ハイブリッドBOOK 本書は、コロナ禍でも安全で、ポストコロナでも効率的な医療安全研修業務のノウハウを、計画から実施・評価まで紹介。企業でも取り入れられている応用演劇を用いた学習効果の高いコンテンツとプログラム集を提案。
吉村 典久 編著 (経営学研究科 教授)
2021年10月20日/碩学舎新しいビジネスをつくる -会社を生みだし成長させる経営学 シェアリング・エコノミーの時代を代表するベンチャー企業の成長を特に追いながら(それ以外の事例もあり)、会社を設立し、そして、成長させるに必要なマネジメントに関わる知識を平易に説明してあります。
阪本 浩一 (医学研究科 准教授)
2021年10月14日/法研マンガでわかるAPD 聴覚情報処理障害 音は聞こえているのに、うまく聞き取ることができない聴覚情報処理障害(APD:Auditory Processing Disorder)。本書は耳鼻咽喉科での診療を行っている医師によるAPDの基礎知識や現在わかっている対処法について、マンガをまじえながら解説した一冊。
幸田 正典 (理学研究科 教授)
2021年10月10日/筑摩書房(ちくま新書)魚にも自分がわかる ー動物認知研究の最先端 「魚が鏡を見て自分だとわかる」、そんな研究が世界を驚かせた。「魚の自己意識」に取り組む世界で唯一の研究室が、動物の知性をめぐる従来の常識を根底からひっくり返す。最先端の動物行動学・比較認知科学の書。
鶴田 滋 (法学研究科 教授)
2021年9月20日 /有斐閣事例で考える民事訴訟法 民事訴訟法の主要テーマについて、事例問題とそれに対する丁寧な解説を記した演習書である。知識のインプットとアウトプットの間にある「溝」を架橋し、答案への道筋を見つける力を磨くことを目指している。
山浦 晋弘 (工学部 非常勤講師)
2021年8月15日/学芸出版社直感で理解する! 建築デザイナーのための構造技術の基本 「直感」シリーズ第三弾。建築デザインの選択肢を増やし、幅を広げるための考え方やデザインの細部にこだわる時の注意点など、建築デザイナーとの打合せの際に構造設計者が考えていることをわかりやすく紹介。
村上 憲郎 (都市経営研究科 教授)
2021年5月24日/日経BP社 クオンタム思考-テクノロジーとビジネスの未来に先回りする新しい思考法 大阪市立大学大学院都市経営研究科教授で、元グーグル米国本社副社長・日本法人社長の村上先生が、アメリカの大成功した起業家たちの天才的発想、日本においてデジタル革命をどうすべきか、量子コンピュータやAIの今後、等について解説。AIについて『AIと社会・経済・ビジネスのデザイン』(日本評論社)が姉妹本。
辻 幸一 共編著 (工学研究科 教授)
2021年3月31日/化学同人機器分析ハンドブック3 固体・表面分析編 固体・表面分析にかかわる代表的な分析機器の使い方を平易に解説したハンドブックであり、熱分析法、原子吸光分析法、ICP発光・質量分析法、蛍光X線分析法、X線回折法、X線光電子分光法、および各種の顕微鏡について解説している。
吉村 典久 編著 ( 経営学研究科 教授)
2021年3月31日/中央経済社ドイツ企業の統治と経営 現代のドイツ企業の統治・経営に関わる研究書である。複数回にわたる現地調査などに基づく、それらの実態分析に加えて、経営目的のあり方に関する近年の議論もカバーしている。
小沢 貴史 (経営学研究科 准教授)
2021年3月10日/千倉書房市場再活性化のメカニズム 本書は、需要の停滞・衰退傾向から再成長を実現した再活性化事象を網羅的に追求した。1,752に及ぶ日本の国産品市場の進化過程を、成熟型経済を迎えた1970年から超長期に亘って追跡し、逆境を好機に変える論理を探究した。
吉村 典久 編著 (経営学研究科 教授)
2021年3月4日/中央経済社1からの経営学 第3版 経営戦略論や組織論の議論を軸にしながら会社制度についての議論、くわえて近年、注目を集めているトピック(病院経営、同族経営)をも含めた入門書である。第2版と比較して複数章で紹介事例の変更がある。
金澤 真理 編著 (法学研究科 教授)三島 聡 共著 (法学研究科 教授)
2021年2月5日/ 日本評論社新・コンメンタール刑法(第2版) 本書は、手元に置いて適時に参照することのできる刑法注釈書である。ウェブ版と合わせて参照することで、最新の情報にアクセスすることができる。刑法の学習を深めたい学生諸君、刑法条文を理解したい人のために。
金澤 真理 編著 (法学研究科 教授)徳永 元 共著 (法学研究科 准教授)
2021年1月30日/ 日本評論社再犯防止から社会参加へ―ヴァルネラビリティから捉える高齢者犯罪 本書は、刑務所に出入所を繰り返す高齢者の問題に光を当て、社会生活の中で特有のヴァルネラビリティ(脆弱性)をもつ者に再犯防止を呼びかけるだけで十分か、社会参加のためには何が必要かを理論的、実践的に問う。
全 泓奎 (都市研究プラザ 教授)
2020年12月10日/ 東信堂分断都市から包摂都市へ:東アジアの福祉システム パンデミックに揺れる今日の都市社会。貧困層、生活困窮者、ホームレスの人びと、移民、被差別地域居住者――概して「見えづらい」社会的排除者が、さまざまな困難に立ち向かいながらも生活を営んでいる。 本書は、福祉問題において多くの共通課題を有する東アジアの各国・地域の豊富な事例をもとに、包摂型都市ネットワークのあり方を模索する書籍である。
杉﨑 研司 (理学研究科 特任講師)
2020年12月7日/ 講談社量子コンピュータによる量子化学計算入門 量子コンピュータの基礎から現在の状況、および、量子コンピュータを用いて量子化学計算を行うための理論、手法を解説する。時代の最先端への第一歩。「量子コンピュータ+量子化学計算」に関する、日本語で書かれた初の教科書。
中井 愛子 (法学研究科 准教授)
2020年11月30日/京都大学学術出版会国際法の誕生 ヨーロッパ国際法からの転換 国際法とは欧州の国際社会の法が列強の進出と共に世界に広がったものと言われてきた。それでは、非欧州は常に既存の国際法を受け入れる側であったのか?朝日新聞、読売新聞書評欄に掲載(2021年3月6日、7日)。
鶴田 滋 (法学研究科 教授)
2020年11月25日/日本評論社ゼミナール民事訴訟法 本書は、2016年に出版された入門書『民事訴訟法(日本評論社ベーシックシリーズ)』から一歩進んだ演習書であり、16の具体的な設問を通して民事訴訟法の理解を深めることを目的とする。
圓丸 哲麻 (経営学研究科 准教授)
2020 年11月5日/有斐閣ブランド・インキュベーション戦略:第三の力を活かしたブランド価値協創 ブランドが生成されるプロセスに関して、時間軸に踏まえた新たな枠組みを提唱。多くの事例を通して、企業と消費者に加え、第3の担い手であるサードフォースの重要性を指摘していく。新しい時代を指し示す、ブランド・マネジャー、マーケターの必読書。
五石 敬路 (都市経営研究科 准教授)
2020年10月30日/ 日本評論社大都市制度をめぐる論点と政策検証(都市経営研究叢書第5巻) 大都市行政では経済活動の拡大等がもたらす広域化問題とまちづくりの課題双方への目配りが欠かせない。都市行政に関する都市経営研究叢書。シリーズの第5弾。日本の地方自治と大都市問題、大都市財政の硬直化、新たな大都市制度、空港と都市圏の発展、多主体連携による都市再生、水道の広域化の効率性分析、自治体合併と効率化問題、地域づくり活動拠点としての公民館再検証など、多様な視点からの検討。全7章のうち4章が、社会人大学院である都市経営研究科の修士課程の修了生(議会議員、市職員)によるもの。
斎藤 康平 (経済学研究科 准教授)
2020年9月17日/ 集英社人新世の「資本論」 人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。晩期マルクスの思想を再構築し、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。
高橋 英治 (法学研究科 教授)
2020年8月20日/ 中央経済社ヨーロッパ会社法概説 本書は日本で最初のヨーロッパ会社法の概説書である。1957年のヨーロッパ経済共同体(EEC)条約の調印から60年以上、1993年のヨーロッパ連合(EU)の発足から四半世紀以上が経過した。現在、ヨーロッパ連合の会社法秩序もその基礎が確固としたものになりつつある。本書は、最新の動向を含め、その全体像を示す。
五石 敬路 (都市経営研究科 准教授) 水上 啓吾 (都市経営研究科 准教授) 森 久佳 (文学研究科 准教授)
2020年8月6日/ 明石書店子ども支援とSDGs:現場からの実証分析と提言 本学社会人大学院修士課程修了生の修士論文がもとになっています。自治体職員、NPO代表、特別支援学校の校長(当時)、子ども園、保育所など、多様なバックグラウンドをもった社会人が現場の経験をもとに執筆した意欲作。社会人ならではの知識と経験で、就学前、小中学生、社会にでる移行期に分け、それぞれの段階での子育て支援や子どもの貧困に関する施策の効果や実態を実証分析しています。第4章では、保育所の原簿を使って、家庭環境が子どもの育ちに及ぼす影響を実証研究し、新聞の一面にも取り上げられました。
鶴田 大輔 (医学研究科 教授)
2020年7月15日/ 株式会社メディカルレビュー社WHAT'S NEW in 皮膚科学 2020-2021 最近2年間での皮膚科学における最新のトレンドを集めている。各項目2ページで1)What's New?、2)Essence、3)Why important?の3項目にまとめ、これ一冊を読めば、一つ上のレベルの皮膚科医になれるようにまとめられている。
永田 潤子 (都市経営研究科 教授)遠藤 尚秀 (都市経営研究科 教授)
2020年3月30日/ 日本評論社公立図書館と都市経営の現在-地域社会の絆・醸成へのチャレンジ(都市経営研究叢書第4巻) 近年、運営を民間組織に任せる公民連携が進む公立図書館。市民支援や地域活性化など最近の動向と方向性を紹介するシリーズ第4巻。都市経営と図書館マネジメント、公立図書館運営の枠組みと分析、地方公会計の基礎、公募図書館長のリーダーシップ、地域活性化を目指した指定管理者による図書館運営・行政とのコラボレーション、公園のような図書館、地域産業(ぶどうとワイン)支援の専門図書館、子育て支援、震災からの復興、など全国の多くの優れた事例により、わかりやすく説明する。
中矢 一虎 (商学部 非常勤講師)
2020年3月22日/ すばる舎輸出入実務完全マニュアル【最新版】 貿易業務の基本的な流れから、契約・決済手続き、実務に役立つ国際輸送や通関業務の知識まで、貿易のイロハをわかりやすく解説しています。国際取引の複雑な仕組みが具体的な手順とともに理解できます。
鶴田 滋 (法学研究科 教授)
2020年 3月20日 / 有斐閣必要的共同訴訟の研究 本書では、日独の歴史的・比較法的考察により、必要的共同訴訟の主要問題について具体的な解釈論を提示した。必要的共同訴訟の根拠と構造、固有必要的共同訴訟における共有者の訴権保障、必要的共同訴訟の手続規律について論じた。
久末 弥生 (都市経営研究科 教授)
2020年 3月20日/ 成文堂都市災害と文化財保護法制 過酷な大規模都市災害を乗り越えて、人類として将来の世代に文化遺産を託すことができるのか、現代に生きるわれわれは試されているとも言える。本書は、「文化財と災害」「文化遺産と現代都市の共存」「大規模都市災害とネットワーク構築」「世界文化遺産の保護をめぐる課題」の構成で、災害に対応する文化財保護法制の在り方を検討する。
村上 憲郎 (都市経営研究科 教授)服部 桂 (都市経営研究科 非常勤講師)近 勝彦 (都市経営研究科 教授)小長谷 一之 (都市経営研究科 教授)
2020年3月20日/ 日本評論社AIと社会・経済・ビジネスのデザイン(都市経営研究叢書第3巻) いまや「第4次産業革命」「ソサエティ5.0」「スマートシティ」の時代といわれ、AIが人間社会のあらゆる側面に巨大な影響を与えつつある。その重要性のために現在、多くのAI書が出る中で、本書はAIの基礎とビジネス・公共政策への応用を論じるとともに、あえて、これまでよりも、AIの背後にある歴史・原理・特性を再検討し、AIを実際に社会・経済・ビジネスの現場で使うことを考えた場合の課題などを、より深く掘り下げる。
中矢 一虎 (商学部 非常勤講師)
2020年3月13日/ 中央経済社貿易実務の基本と三国間貿易完全解説 貿易取引の基本から国際取引の英文契約書、貿易書類の事務手続、三国間取引まで、貿易実務において実際の取引の際に役立つ情報を盛り込み解りやすく解説しています。
山浦 晋弘 (工学部 非常勤講師)
2020年3月5日/ 学芸出版社3分で解く!一級建築士試験 構造力学 一級建築士試験で学科Ⅳ(構造)の苦手な人のために、過去の問題を分析し問題を解くポイントを効率的に示すことによって、構造計算問題の全問正解を目指す。番外編には、一般構造問題の要点や重要キーワードを掲載。
金子 幸弘(染方 史郎) (医学研究科 教授)
2020年2月10日/ じほう染方史郎の 楽しく覚えず好きになる 感じる細菌学×抗菌薬 感染症の学びを阻むもの、それは細菌や抗菌薬の種類がとても多いことである。「何がどう違うのか」、そもそも「なぜ違うのか」、これが頭の中で整理できるだけで感染症の理解はグッと深まる。 さまざまな細菌の特徴を、『イラスト』を用いながら『臨床に必要』なことに絞って紹介。さらに抗菌薬について、『系統別の相違点をまとめ』つつ『個々の特徴』をコンパクトに解説した。かみ砕いた「感じる」解説によって最後まで読み飽きず、大事なことがしっかりわかる「楽しく学べる1冊」である。
野村 恭代 (生活科学研究科 准教授)
2019年12月1日/ 中央法規出版地域を基盤としたソーシャルワーク-住民主体の総合相談の展開- 地域を基盤としたソーシャルワーク及び理論を基盤とした総合相談の拠点づくりの取り組みを収載。「行政+専門機関(専門職)+ 地域住民」が一体となった住民主体のソーシャルワークを展開するためのポイントが示されている。
山 祐嗣 (文学研究科 教授)
2019年11月22日/ Information Science ReferenceAdapting Human Thinking and Moral Reasoning in Contemporary Society (Advances in Religious and Cultural Studies) 本書は、思考・道徳とその社会的規範への影響に関する包括的な研究と、少子化、暴力の減少、グローバル化などの現代世界を特徴付ける新しい状況と現象に人々がどのように適応するかという研究を提供している。 文化特有の問題を対象とした研究では、文化差が考慮されている。さらに、論理教育、認知、知識管理システムなどの幅広いトピックを取り上げており、社会学者、社会科学者、心理学者、学生に最適の書籍である。
野田 三貴 (英語教育開発センター 准教授) (山西博之・大年順子 編著)
2019年11月20日/ 大修館書店 中・上級 英語ライティング指導ガイド 技能統合型/協働的/サマリー・ライティングなど多様な形態のライティング指導で学生の「書く力」を引き出し、発信力アップを図る指針となるよう組まれた指導実践ガイド。
ケイン 樹里安 (都市文化研究センター 研究員)
2019年11月20日/ 北樹出版ふれる社会学 私たちをとらえて離さない社会。メディア、家族、労働、余暇、ジェンダー、セクシュアリティ、差別、人種等の視点から、身近な、そしてエッジのきいた14のテーマを読み解くことを通して、社会の大きな仕組みにふれる。また、執筆者と研究との出会いを記したコラム「研究のコトハジメ」や、初学者読者応援ページ「コトハジメるコツ!」では、大学での学びのお役立ち情報を掲載し、より深い学びをサポート。
吉田 隆之 (都市経営研究科 准教授)
2019年10月7日/ 水曜社芸術祭と地域づくり “祭り"の受容から自発・協働による固有資源化へ 全国7つの芸術祭を取り上げ、「表現の不自由展・その後」のその後を緊急加筆。2010年代は、芸術祭が流行し、そうした時代の集大成としてあいちトリエンナーレ2019に纏わる事態を位置づけることができる。こうした時代の写し鏡として、本書は読むことができる。表現・芸術の自由が危機にさらされる今、芸術と公共のあり方を考える好著である。芸術・アート関係者のみならず、広く研究者、学生に手に取ってもらいたい。
山 祐嗣 (文学研究科 教授)
2019年7月5日/ 新曜社「生きにくさ」はどこからくるのか—進化が生んだ二種類の精神システムとグローバル化 ハイテクとグローバル化が人間性を奪い、現代人の精神を貧困にしていると信じる人は多い。人間の脳における、「進化的に古いシステムと新しいシステム」というアプローチから現代の「生きにくさ」の由来を説き明かし、悲観論を乗り越える方途を探る。
全 泓奎 (都市研究プラザ 教授)
2019年6月20日/ 東信堂東アジア都市の居住と生活 福祉実践の現場から 少子高齢化、貧困、差別や格差による社会的排除問題など、社会福祉に関して多くの共通課題を有する東アジア地域において、これらの課題に対処するための福祉実践のあり方は、国・地域ごとの政策背景・支援に携わるアクター・地域の有する独自の文化・社会の違いなどによって実にバラエティーに富んでいる。本書は、東アジアの各都市で行われている福祉実践の実態とそこで生じている今日的課題を浮かび上がらせる。
倉方 俊輔 (工学研究科 准教授)
2019年5月20日/ 株式会社エクスナレッジ神戸・大阪・京都 レトロ建築さんぽ 明治、大正、昭和の戦前の名建築から3都市の性格の違いを読み解く。街歩きがもっと楽しくなる今までにない、たてものガイド
西垣 順子 (大学教育研究センター 准教授)
2019年4月30日/ ミネルヴァ書房学習・言語心理学 支援のために知る「行動の変化」と「言葉の習得」 公認心理師のカリキュラムの科目「学習・言語心理学」に対応したテキストである。人間の成長の基盤としての学習過程と言語獲得の仕組み、およびその障害について解説する。
佐藤 道彦 (都市経営研究科 教授)佐野 修久 (都市経営研究科 教授)
2019年3月20日/ 日本評論社まちづくりイノベーション-公民連携・パークマネジメント・エリアマネジメント(都市経営研究叢書第1巻) 都市の事業は行政主体から民間、NPOが参画運営するものへ変わりつつある。実践例をもとに新たなまちづくりの方法論を紹介する。てんしばや大阪城公園の再生は、民間の力を借りて見違えるように美しく活性化したパークPFI的な手法の例である。本書では、まちづくりや公民連携の専門家が、こうした新しい手法をわかりやすく解説していく。
久末 弥生 (都市経営研究科 教授)
2019年2月10日/ 日本評論社都市行政の最先端-法学と政治学からの展望(都市経営研究叢書第2巻) 新陳代謝し続ける現代の都市。新たなニーズを的確に把握し迅速に対応するため都市行政に求められるものとは。本書では、都市行政研究を専門とする法学者および政治学者が、行政の今とその先について鋭く分析し、わかりやすく解説していく。
阿部 昌樹 (法学研究科 教授) 全 泓奎 (都市研究プラザ 教授)
2019年2月10日/ 東信堂東アジア福祉資本主義の比較政治経済学:社会政策の生産主義モデル 東アジアの福祉レジームは、自国の経済成長を最優先に福祉給付が決められる「生産主義的福祉」といわれているが、近年、「包摂型」、「市場型」、「二元型」の3つへと分岐が見られることをマクロの視点から解明している。
河野 あゆみ (看護学研究科 教授(在宅看護学))
2018年12月15日/ 株式会社医学書院強みと弱みからみた在宅看護過程+総合的機能関連図 療養者と家族を総合的に捉えるために「疾患・医療ケア」「活動」「環境」「理解・意向」の4領域からアセスメント。実習でしばしば出会う健康障害のほか、在宅で特に重要となる心理・社会的課題を解説し、それぞれの項目で「典型例」を取り上げて看護過程の展開を解説。 【執筆にあたった市大関係者】 河野 あゆみ 看護学研究科教授(在宅看護学) 池田 直隆 看護学研究科後期博士課程・特任講師 岡本 双美子 看護学研究科元講師(大阪府立大学大学院看護学研究科准教授) 金谷 志子 看護学研究科准教授(在宅看護学) 草部 眞美 看護学研究科前期博士課程修了(有限会社クサベ在宅サービスクサベ 在宅サービス訪問看護ステーション管理者) 武 ユカリ 看護学研究科後期博士課程3年(関西医科大学看護学部講師) 田中 陽子 看護学研究科特任講師 濱吉 美穂 看護学研究科後期博士課程修了(佛教大学保健医療技術学部看護学科准教授) 平谷 優子 看護学研究科教授(小児看護学) 深山 華織 看護学研究科後期博士課程3年(大阪府立大学看護学研究科講師) 福島 奈緒美 看護学研究科前期博士課程修了(和泉市役所生きがい健康部保険年金室国民健康保険担当総括主幹) 藤田 倶子 看護学研究科後期博士課程修了(現千里金蘭大学看護学部看護学科教授) 丸尾 智実 看護学研究科後期博士課程修了(現神戸市看護大学准教授) 吉行 紀子 看護学研究科後期博士課程3年 丸山 加寿子 看護学研究科前期博士課程修了(かがやき訪問看護ステーション加美駅前)
高橋 信弘 (経営学研究科 教授)
2018年11月30日/ 晃洋書房グローバル化の光と影 グローバル化が、経済、産業、企業経営、働き方、そして生活にもたらした恩恵と悪影響を具体的に描き出す。グローバル化の影響とそこから得られる教訓を通じて、今後の日本はどうあるべきか、そして私たちはどのような働き方をすべきかを明らかにする。
横山 美江 (看護学研究科 教授)
2018年10月18日/ 医歯薬出版株式会社 フィンランドは、WHOも注目する優れた母子保健システム(妊産婦・子どもネウボラ)を有している。本著は、フィンランドのネウボラの第一人者とともに、本場の活動を紹介し、日本にいかにそのシステムを取り入れるべきかを解説した著書である。
荒川 哲男 (理事長兼学長)
2018年10月7日/ マキノ出版あなたの主治医が名医に変わる本 本書では医師のタイプを4つに分類し、それぞれの医師とのつきあい方、そしてよりよい医療を受けるコツをご紹介。あなたの主治医が名医に変わる方法を伝授します。
掛川 直之 (都市研究プラザ 特別研究員)
2018年10月1日/ 旬報社不安解消!出所者支援―わたしたちにできること 「刑務所から出てきた人? ちょっと怖いし、なんだか不安……」。しかし、彼らは本当に危険な人たちなのでしょうか。本書は、出所者支援にかかわるさまざまな「不安」を解消するために編まれたものです。
大畑 建治 (医学研究科 教授)
2018年10月/ ThiemeJournal of Neurological Surgery・Part B Skull Base 脳神経外科の有力誌でゲストエディターとして編集を担当
辻 幸一 (工学研究科 教授)
2018年9月27日/ 講談社X線分光法 蛍光X線分析法、電子プローブマイクロアナリシス(EPMA)、X線吸収分光法の3つの手法の測定原理・装置構成や実験配置について、X線源、光学素子、検出器などのX線要素技術が丁寧に解説されています。
大場 茂明 (文学研究科 教授) 大黒 俊二 (文学研究科 教授) 草生 久嗣 (文学研究科 准教授)
2018年8月31日/ 清文堂文化接触のコンテクストとコンフリクト 環境・生活圏・都市 (大阪市立大学文学研究科叢書第10巻) 海外の著名な研究者を招聘して開催された2015年度大阪市立大学国際学術シンポジウムの成果をもとに刊行。本書には、シンポジウム報告論文7篇とともに、当日の総括パネルディスカッションが収録されている。
菅原 真弓 (文学研究科 教授)
2018年8月25日/ 中央公論美術出版月岡芳年伝 幕末明治のはざまに 幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師月岡芳年について、報道、伝記・回顧録などの資料を博捜し、作品主題と構図に緻密な分析を加えることで、人物像を浮かび上がらせた一冊。
富澤 修身 (経営学研究科 教授)
2018年8月3日/ 創風社都市型中小アパレル企業の過去・現在・未来―商都大阪の問屋ともの作り 「商いの都」大阪は背後にもの作りを育ててきた。単なる流通都市でも単なる生産都市でもない大阪像を念頭に、「問屋ともの作り」の視点から大阪の中小アパレル企業の来し方・行く末を論じることが本書の課題である。
野村 恭代 (生活科学研究科 准教授)
2018年7月10日/ 幻冬舎「施設コンフリクト-対立から合意形成へのマネジメント-」 障害者施設や保育所建設時、全国各地で報告されている地域住民との対立、摩擦、そして建設中止。施設コンフリクトの事例を丁寧に分析し、合意形成のポイント、具体的なマネジメント手法を提案しながら解決への道筋を示す。
中沢 浩、小嵜 正敏 (理学研究科 特任教授、教授)
2018年3月31日/遊タイム出版 「高校生・化学宣言PART11」 第14回高校化学グランドコンテストにおいて受賞した作品の、受賞に至るまでの様子を表したドキュメンタリー本
髙橋 眞 (法学研究科 教授)
2018年6月1日/ 成文堂判例分析による民法解釈入門 判例資料を読む中で生じた、条文をそのまま適用すると奇妙な結果になるがそれでよいか、そもそもなぜこのような紛争が生じたのか等の素朴な疑問を出発点に、法解釈において問題を設定し、考えるプロセスを実演する。
鶴田 大輔 (医学研究科 教授)
2018年4月/ 医学書院皮膚科レジデントマニュアル 本学皮膚病態学の総力を結集した1冊。診断、治療、検査、主要疾患へのアプローチなど、皮膚疾患診療に必要な知識をアイコンやイラストを用いながら説明した読みやすい構成となってます。研修医、若手皮膚科医はもちろん、皮膚疾患を診るすべての医師に必携です。
大畑 建治 (医学研究科 教授)
2018年4月/ JNSNEUROSURGICAL FOCUS 脳外科の世界トップ誌「NEUROSURGICAL FOCUS 4月号」で三人のエディターのうちの一人として編集を担当
山浦 晋弘 (工学部 非常勤講師)
2018年3月1日/ 学芸出版社直感で理解する! 構造力学の基本 構造力学の入門書として、重要な式の展開を目で追えるように工夫し、イラストや写真、図表を用いながら平易な文章で直感的に理解できるよう解説しました。付録には、一級建築士の力学問題を解くポイントを掲載。
本多 哲夫 (経営学研究科 教授)
2018年1月30日/ 同友館継ぐまちファクトリー 商学部の教員が書いた中小企業をテーマとした演劇脚本。ある地方公務員の青年が実家の町工場を継ぐことになり、いろいろな問題に直面するというドタバタコメディ。楽しみながら中小企業のことを学べる本。
坪田 誠 (理学研究科 教授) 竹内 宏光 (理学研究科 講師)
2018年1月27日/ 丸善出版量子流体力学 量子流体力学に関する初めての教科書である。 量子流体力学とは、低温の量子凝縮系を舞台とした流体力学を意味し、低温物理学における重要な研究分野である。 学部レベルの基礎から始めて、量子乱流などの最先端の話題まで解説している。
久末 弥生 (創造都市研究科 教授)
2017年12月20日/ 日本評論社考古学のための法律 考古学調査では費用の負担、出土品の評価や所有権、調査後の土地の保存など、関連法制が立ちはだかる。ハンディで現場に必携の書。
牧 英正 (法学部 名誉教授)安竹 貴彦 (法学研究科 教授)
2017年10月31日/ 阿吽社大阪「断刑録」-明治初年の罪と罰 維新・開化期大阪の刑事裁判記録を素材に、実際におきた事件を紹介しつつ、当時の法や裁判・刑政、世相や人々の意識などを読み解く。旧幕府法期(明治2~3年末)・新律綱領期(明治4~5年末)・大阪裁判所時代(明治6~9年)に分けて採録。
高田 洋吾 (工学研究科 教授)
2017年10月30日/ 森北出版 入門 ロボット工学 「高校を卒業するとともに学習可能に」を意識しています。 ロボット工学を初めて学ぶ者向けに書き記された教科書です。易しい内容ですが、この一冊で十分にロボット工学を学修したといえる水準に達することができます。
齋藤 幸平 (経済学研究科 准教授)
2017年10月24日/ Monthly Review Press Karl Marx’s Ecosocialism Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy 資本主義のもとで人類の経済活動により自然との共生バランスが崩れていくことを示唆したマルクスの環境思想について書かれており、マルクスの思想が、新自由主義の台頭による経済格差の拡大が問題となり、持続可能な開発が求められる 21世紀の社会にも通じることを示したものです。英語版のほか、2016年10月にドイツ語版が発行されており、2019年3月には日本語版『大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝』が出版されます。
泉北ほっとかない郊外編集委員会 (生活科学研究科・森 一彦 教授、小伊藤 亜希子 教授、小池 志保子 准教授、早見 直美 講師、春木 敏 特任教授)
2017年10月5日/大阪公立大学共同出版会「ほっとかない郊外」 まちびらき50年を迎える泉北ニュータウン(大阪府堺市・人口約13万人)を舞台とする、食・リハビリ・リノベーションの専門家たちと、地域住民・自治会・企業・まちづくりNPO・社会福祉法人・堺市等が連携して進めてきたニュータウンの再生に向けた取り組みをまとめた書籍。研究者、学生、地域住民など関係者総数61名の声を通じて、その奮闘ぶりを紹介します。
糸山 浩司 (理学研究科 教授)
2017年8月30日/京都大学学術出版会「波動と場の物理学入門」 「波動と場」は、電磁気学や光学、音響学、機械工学などさまざま応用分野の基礎であり、理論と実験の両面により支えられている物理学の最先端を学ぶ上でも必要不可欠である。数学的な波動の記述から、本格的な波動方程式による取り扱いまでを中心に、簡明な解説と具体的な例題・章末問題で波動の基礎を学び、21 世紀物理学の中核を占める「場」の概念をつかむ。
宮田 真人 (理学研究科 教授)南後 守 (複合先端研究機構 特任教授)
2017年8月25日/株式会社化学同人「分子マシンの科学(CSJカレントレビュー26)-分子の動きとその機能を見る」 近年、分子マシンが設計、合成され、さらにその有効利用が展開されつつある。一方、生物学はタンパク質や核酸で構成される分子マシンの解明が本質であると言ってもよい。化学で合成される分子マシンと生物学で調べられる分子マシンを徹底的に解説、比較する。
中西 倭夫 共著 (経営学研究科 特任教授)
2017年8月11日/同文舘出版株式会社「社会福祉法人の運営と財務」【第2版】 平成28年3月31日社会福祉法が改正されました。本書は社会福祉法人を取り巻く関係者の方々に、社会福祉法人の運営や会計制度に加えられた大きな変更の要点をわかりやすく解説し新しい制度を積極的に活用していただくことを目的としています。第2版では、改正社会福祉法関連の政省令、事務連絡・通知等、最新の情報に対応しています。(2017年6月末時点)
伊地知 紀子 (文学研究科 教授) 新ケ江 章友 (創造都市研究科 准教授)
2017年7月26日/法律文化社「本当は怖い自民党改憲草案」 もしも、憲法が改正されたらどのような社会になるのか!? 改憲が現実味をおびはじめるなか、自民党がどのような国を築こうとしているのかという未来予想図を描く。私たちの生活の変化を念頭に7つのテーマ、5つの論点、2つの全体像にわけてシミュレーションする。
新谷 歩 (医学研究科 教授)
2017年5月25日/講談社「みんなの医療統計 多変量解析編 10日間で基礎理論とEZRを完全マスター!」 『よくわかる解説編』と『EZRを使って統計処理をしてみよう』の2部構成を基本としたつくりで、多変量解析の基本的な解析手法がばっちり身につく!
中沢 浩、小嵜 正敏 (理学研究科 教授)
2017年3月31日/遊タイム出版「高校生・化学宣言PART10」 大阪市立大学が主催した第13回高校化学グランドコンテストにおいて受賞した作品の、受賞に至るまでの様子を表したドキュメンタリー本
都市研究プラザ 編著
2017年3月30日/水曜社「包摂都市のレジリエンス-理念モデルと実践モデルの構築」 「21世紀型のレジリエンス(復元力に富んだ)都市」のあるべき姿を探る、都市研究プラザによる学際研究10年の総和。
水内 俊雄 編著 (都市研究プラザ 教授)
2017年3月25日/法律文化社「都市の包容力-セーフティネットを構想する」 「地域政策」や「地域再生」などといった、都市における多様な変容を包括的に考え直し、都市空間を切り口にして、新たな学術的アプローチかつ理論的な示唆を提示する。
高橋 信弘 共著 (経営学研究科 教授)
2017年1月10日/Springer「Innovative ICT Industrial Architecture in East Asia」 アジアのICT(情報通信技術)産業の発展において、日本からのアウトソーシングがどのような影響を与えているのかを経済学的に論じる。ソフトウェア開発や、ハードウェア製造における設計図作成など、多様な事例を基に分析する。
小林 哲 (経営学研究科 准教授)
2016年12月25日/有斐閣「地域ブランディングの論理:食文化資源を活用した地域多様性の創出」 地域空間と地域資産を結ぶ新たな地域ブランド論。地域活性化策として注目を集める地域ブランディングについて、ビジネスで培われたブランディングの理論を援用しながら、その本質に迫る。
小長谷 一之 編著 (創造都市研究科 教授)
2016年11月25日/学芸出版「地域創造のための観光マネジメント講座」 旧来型の観光は典型的な名所旧跡を持つ一部の地域でしかありえなかったのに対し、地域創造型観光は、すべての地域で原理的にできるという特徴があり、したがって全ての地域の地域創生に貢献する。この新しい観光の概念を、マネジメントやマーケティングの基礎をふまえて、地域の“宝"を「探し、磨き、伝え、興す」というプロセスとしてニューツーリズムや着地型観光、商品造成まで幅広く解説した書。
宮川 壽夫 (経営学研究科 教授)
2016年10月26日/中央経済社「企業価値の神秘 コーポレートファイナンス理論の思考回路」 初学者向けコーポレートファイナンス理論の入門書。軽妙な語り口で、企業価値評価の基本を説き、伝統的な経済理論に加えて最新の理論を紹介しながら企業価値という概念に広角的な視点を当てる。
曽我 康一 共著 (理学研究科 准教授)
2016年10月25日/株式会社 オーム社「絵とき 植物生理学入門 改訂3版」 植物の持つ特有の機能を学ぶ学問分野を植物生理学といいます。本書では、植物生理学の基礎について、本学出身の山本良一、曽我康一、宮本健助、井上雅裕の4人が、図やイラストを使ってわかりやすく解説しています。
渡辺 恭良 (健康科学イノベーションセンター 所長/医学研究科 特任教授)水野 敬 (健康科学イノベーションセンター/医学研究科 特任講師) 共著
2016年9月10日/オフィス・エル「おいしく食べて疲れをとる」 疲労の科学に裏付けされた他に類をみない抗疲労日本食レシピ。高価な食材を使わず、気軽に簡単に作ることができる和食レシピに仕立てています。日本を代表する料理人との共同で開発した食事は、いずれも、栄養バランスだけでなく「美味しさ」にこだわったものです。
中井 孝章 共著 (生活科学研究科 教授)
2016年9月6日/大阪公立大学共同出版会「ぬいぐるみ遊び研究の分水嶺-自我発達と精神病理-」 ぬいぐるみ遊びには、その材質の柔らかな肌触りを楽しむものと、想像上の友達(IF)として交流・対話するものがある。本書は、ぬいぐるみ遊びが遊ぶ主体にとってどのような意味があるかについて探求したものである。
久末 弥生 (創造都市研究科 准教授)
2016年6月30日/法律文化社「都市計画法の探検」 持続可能な都市を成立させるためにはなにが必要なのか。都市計画訴訟制度の充実化を進めるフランスの動向をその起源からさかのぼり、ていねいに整理・分析することで、今後の日本における都市計画法制のあり方を問う。
仁木 宏 (文学研究科 教授)
2016年5月20日/文理閣「歴史家の案内する京都」 京都を研究フィールドとする歴史・考古・城郭などの研究者15名の分担執筆による新しいタイプの京都案内本。古代から近代まで27項目にわたって洛中洛外の史跡をとりあげる。ゼミ学生を案内して現地を巡るスタイル。
中西 倭夫 共著 (経営学研究科 特任教授)
2016年5月10日/同文舘出版株式会社「社会福祉法人の運営と財務」 平成28年3月31日社会福祉法が改正されました。本書は社会福祉法人を取り巻く関係者の方々に、社会福祉法人の運営や会計制度に加えられた大きな変更の要点をわかりやすく解説し新しい制度を積極的に活用していただくことを目的としています。
高橋 英治 (法学研究科 教授)
2016年4月30日/有斐閣「会社法の継受と収斂」 本書は、筆者のこれまで発表した論文の中から、会社法の「継受」と「収斂」に関する問題を扱った論文を集め、編集した論文集である。
山浦 晋弘 (生活科学部 非常勤講師)
2016年4月1日/学芸出版社「直感で理解する! 構造設計の基本」 構造設計者としての心得から構造計画、設計、施工に至るまで、実務で押さえておくべき項目や設計上の盲点を、難しい数式を用いず、手描きのイラストや写真、図表を使って直感的に理解できるよう解説しました。
全 泓奎 編著 (都市研究プラザ 教授)
2016年3月31日/法律文化社「包摂都市を構想する:東アジアにおける実践」 東アジアにおける社会的不利地域の再生にむけた政策や実践を紹介。それぞれの経験を共有することで、包摂都市を実現するための議論の材料を提供する。各都市がかかえるさまざまな不利を乗り越えるために必読の一冊。
中沢 浩 監修 (理学研究科 教授)
2016年3月31日/遊タイム出版「高校生・化学宣言 PART9」 化学の甲子園と呼ばれる「高校化学グランドコンテスト」での海外・国内の高校生の奮闘記 第9弾。「廃棄シリコンが新しいエネルギーに!?」「猫砂から『化学の花園』ができる!?」「カレーの汚れを落とす最高のセッケンは!?」など。
掛川 直之 編著 (都市研究プラザ 特別研究員)
2016年3月25日/法律文化社「地域で支える出所者の住まいと仕事」 矯正施設等からの出所者が、社会に包摂された「一市民」として生きていくための、地域の「人」と「資源」とを活用したとりくみの実践と支援のあり方を、「住まい」と「仕事」の確保を中心に検討している。
箱田 徹 編著 (都市研究プラザ 特任助教)
2016年3月25日/法律文化社「たたかうLGBT&アート」 セクシュアルマイノリティが尊厳をもって生きるために、アートがもつ社会の支配的な文脈や価値観をずらす「技」と「術」がどのように「使える」のかを、6人の論者が理論と実践の両面から論じている。
新谷 歩 (医学研究科 教授)
2016年3月24日/講談社「みんなの医療統計 12日間で基礎理論とEZRを完全マスター!」 12日間で基礎理論とEZRを完全マスターする為の書籍
鶴田 大輔 編著 (医学研究科 教授)
2016年2月29日/メディカルレビュー社「WHAT’S NEW in 皮膚科学 2016-2017」 皮膚科学の臨床および研究の2年間のデータブックである。見開き2ページに現在話題となっているトピックスを列挙している。本学教員による分担執筆も豊富である。
松永 桂子 (創造都市研究科 准教授)
2015年11月20日/光文社「ローカル志向の時代」 いま、日本社会の底流で何が起きているのか--。現在の「ローカル志向」を解き明かすために、「地域」をベースにして、経済や消費、産業の領域から個人と社会の方向性について考える。
嘉名 光市 (工学研究科 准教授)倉方 俊輔 (工学研究科 准教授)髙岡 伸一 (都市研究プラザ 特任講師) 編著
2015年10月21日/140B「生きた建築 大阪」 歴史と文化、そして市民の暮らしぶりを支えつつ、時代に合わせて変化・発展しながら、今でも生き生きとその魅力を物語る「生きた建築」。本書では、大阪市が進める「生きた建築ミュージアム事業」の大阪セレクションに選ばれた50件の建築物などの魅力を、カラー写真を多数掲載し、余すところなく紹介しています。
坂根 正弘 (大阪市立大学 名誉博士 /コマツ 相談役)
2015年10月21日/日本経済新聞出版社「ダントツの強みを磨け」 コムトラックスで「機械の見える化」を実現し、無人ダンプトラックに続くドローン、ICT建機で「施工の見える化」に挑む。競争力にさらなる磨きをかけるダントツ発想の原点を語る。
岡野 浩 (都市研究プラザ 教授 /経営学研究科 教授)
2015年10月20日/Emerald Group Publishing「History of Management Accounting in Japan: Institutional & Cultural Significance of Accounting」 明治維新からの150年間において、日本企業の内部会計制度に関する歴史書である。総合的品質管理やトヨタ生産方式を経由して制度化された「原価企画」がいかに海外企業に浸透したかを文化と創造性の視点から解明を試みている。
稗田 健志 共著 (法学研究科 准教授)
2015年10月15日/有斐閣 「政治学の第一歩」 国家・政治体制・選挙・政党・官僚制・政策過程・地方自治・安全保障・国際政治経済といった政治学の幅広いトピックを、方法論的個人主義と戦略的相互作用の観点から体系的に解説する新しい政治学入門。
福原 宏幸 (経済学研究科 教授) 中村 健吾 (経済学研究科 教授) 他 編著
2015年8月31日/明石書店「ユーロ危機と欧州福祉レジームの変容:アクティベーションと社会的包摂」 ユーロ危機にあえぐEU加盟国の福祉レジームの変容を、アクティベーションと社会的包摂の2つの政策傾向に着目して論じた。第Ⅰ部でEUの危機対策と発展戦略、第Ⅱ~Ⅳ部では英、仏、北欧、南欧、中・東欧7カ国を分析。
中嶋 哲也 (経済学研究科 教授)
2015年8月24日/現代図書 「経済発展と格差 -簡単な家計モデルによる検討-」 簡単な数理モデルをもちいて、経済発展と家計間の所得格差を生み出すメカニズムを研究する。
若森 みどり (経済学研究科 准教授)
2015年8月11日/平凡社 「カール・ポランニーの経済学入門:ポスト新自由主義時代の思想」 20世紀の破局の時代に大著『大転換』を著したポランニーは、ケインズやハイエクやシュンペーターと並ぶ知の巨人である。本書はポランニーに関する初の新書であるが、市場システムへの自発的隷従という呪縛を解き産業文明における良き社会の可能性を探った彼の知的格闘の軌跡を丹念に描きだした、本格的な研究書でもある。
吉田 隆之 (都市経営研究科 准教授)
2015年8月11日 /水曜社トリエンナーレはなにをめざすのか 都市型芸術祭の意義と展望 愛知県庁職員として、あいちトリエンナーレ2010の立ち上げに関わった著者の実践研究書である。名古屋長者町の繊維街で起きた芸術祭とまちづくりの融合をつぶさに観察・分析している。あいちトリエンナーレ2019に纏わる事態が起き、あらためて芸術祭がなにをめざすのかが問われているが、その原点に立ち返ることができる良書である。
藤塚 吉浩 編著 (創造都市研究科 教授)
2015年7月10日/ナカニシヤ出版 「オーストリアの風景」 オーストリアを9つの州の町ごとに、地理学者が訪ね歩き、その景観を読み解く。
蔡 凱 共著 (都市研究プラザ/ テニュアトラック特任准教授)
2015年7月8日/Springer「Supervisor Localization: A Top-Down Approach to Distributed Control of Discrete-Event Systems」 物流・製造・交通等の大規模システムの自動化に有効な離散事象システムの分散制御における新たな「スーパーバイザ・ローカライゼーション」アプローチについて、解説および具体事例の紹介を行っている。
渡辺 恭良 他 監修 (健康科学イノベーションセンター 所長/医学研究科 特任教授)
2015年6月26日/株式会社デラ 「疲労解消のための音楽」 現代人に溜まりがちな“疲労”の予防・軽減を目指し、製作された音楽です。小鳥のさえずりやせせらぎなどの自然音と、森林をイメージさせるさわやかで心地よいセラピー・ミュージックで構成されています。
※DVD 全8曲 59分
中沢 浩 監修 (理学研究科 教授)
2015年5月31日/遊タイム出版「高校生・化学宣言 PART8」 ますます国際色豊かになった化学の甲子園と呼ばれる「高校化学グランドコンテスト」での海外・国内の高校生の奮闘記 第8弾。「きのこは地球の救世主!!」「植物の色素で電池を作る!?」「どうして植物は緑になるのか?」など。
廣田 麻子 共著 (看護学研究科 講師)
2015年5月15日/英光社 「比較文化:グローバルコミュニケーション」 全国的にグローバル人材育成をめざし英語教育改善が進められているところであるが、本書はコミュニケーション能力を言語技能上だけに求めるのではなく、広く文化間コミュニケーションに求めた研究書である。
新谷 歩 (医学研究科 教授)
2015年4月20日/医学書院「今日から使える 医療統計」 論文を紐解くための統計学の書籍
新藤 晴臣 (創造都市研究科 准教授)
2015年4月18日/中央経済社「アントレプレナーの戦略論 事業コンセプトの創造と展開」 アントレプレナーが戦略を用いるには、既存理論を用いるか、リーン・スタートアップなどのツールを活用するかに限られていた。本書では事業コンセプトを戦略論の柱とし、それを中心に多様な理論とツールを説明する。
全 泓奎 (都市研究プラザ 教授)
2015年4月1日/法律文化社 「包摂型社会:社会的排除アプローチとその実践」 多次元的なメカニズムに着目した社会的排除アプローチを用いて、都市空間におけるさまざまな「貧困」の解決策を実証的に模索する。包摂型社会を展望し、包摂都市への実践にむけた手引書。
山田 仁一郎 (経営学研究科 准教授)
2015年3月30日/中央経済社「大学発ベンチャーの組織化と出口戦略」 企業家活動(アントレプレナーシップ)は、いつ始まり、どう終わるのか?大学の企業家たちのねらいとその帰結の問題について、長期間の複数ケーススタディを実施。どのようにベンチャー活動の展開が「革新者型」と「再生産者型」の経営志向性に分かれるのかを明らかにした。
岡野 浩 編集 (都市研究プラザ 教授 /経営学研究科 教授)
2015年3月21日/大阪公立大学共同出版会「コストデザイン トヨタ/研究者の実践コミュニティ理論」 トヨタが公式にデザイン・製品開発を単行本として外部に公表するのは本書が 初めてである。21名の商品企画・設計・ デザインのスペシャリストと6名の文系・ 理系の研究者による「実践コミュニティ」を描写することを主眼とした。
鈴木 洋太郎 編著 (経営学研究科 教授)
2015年3月10日/新評論「日本企業のアジア・バリューチェーン戦略」 成長を続けるアジア市場の進出戦略を探る。日本企業の立地先としての「魅力」と「リスク」はどこにあるのか。
岡野 浩 (都市研究プラザ 教授 /経営学研究科 教授)塚腰 実 (非常勤講師) 編著
2015年3月1日/大阪公立大学共同出版会「メタセコイアと文化創造-植物的社会デザインへの招待-」 田中記念館のレストラン名にも用いられ、大阪市大の歴史にとって重要な役割を担ってきた「メタセコイア」を通して、ユネスコが推進する「創造都市ネットワーク」を検討し、植物的(ボタニカル)社会デザインの方向性を示すものである。
小長谷 一之 共著 (創造都市研究科 教授)
2015年2月25日/角川学芸出版「角川インターネット講座⑽:第三の産業革命-経済と労働の変化」 ICTなどの新産業は、これまでの既存産業とは全く異なる立地原理を持つこと、ベンチャー企業が多いが一方短期間に大企業化する特殊性を「中抜き」「プロシューマー化」「ロングテール」「オープンソース」「限界費用ゼロ」「ネットワーク外部性」「需要不確実性」などの因子から説明。最後に今後の人工知能(AI)にふさわしい経済社会を展望する。
高橋 信弘 (経営学研究科 教授)
2015年2月23日/ナカニシヤ出版「国際経済学入門 -グローバル化と日本経済-」 改訂第2版 経済学を初めて学ぶ読者に対し、国際経済学の理論と最新のトピックスを分かりやすく解説する。また、経済活動のグローバル化が日本経済に与える影響を分析することにより、日本の進むべき方向性について論じる。
小長谷 一之 (創造都市研究科 教授)前川 知史 (創造都市研究科 非常勤講師) 編著
2014年6月20日/日本評論社「経済効果入門 地域活性化・企画立案・政策評価のツール」 地域活性化・企画立案・政策評価の各面で、見える化、説明責任が求められている。産業連関分析(市場財)や環境経済の手法(非市場財)で経済効果を求めることが重要となっている。理論と実際のデータ作業の間に開きがあり「専門家のかくれたノウハウ」を開示した。経済・経営・政策の学生・自治体職員・研究者などに読んで頂けるように工夫。