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研究・産学官連携

【女性研究者支援室】令和3年度「憲法記念日知事表彰」を受賞しました(2021年5月3日)

 大阪市立大学 女性研究者支援室は、
 令和3年度「憲法記念日知事表彰」を受賞しました。

 憲法記念日知事表彰は、大阪府が5月3日の憲法記念日に
 合わせ、府政の振興に顕著な功績のあった個人もしくは
 団体等を表彰するものです。今回は、男女共同参画の推進
 や女性の地位向上に貢献し、顕著な功績を収めたことが
 認められました。

 

 

受賞内容(女性研究者支援室の事業について)

大阪市立大学では、平成24年度に女性研究者支援室を開設し、女性研究者がその能力を最大限発揮できるよう、研究と出産・子育て・介護などのライフイベントとの両立を支援してきました。また、企業・自治体・南近畿の大学と連携しながら、研究環境整備や研究力向上・リーダー育成、上位職登用促進を行っています。

  1. 女性研究者の採用・上位職登用
    女性研究者支援活動への理解を促すため、「ワーク・ライフ・バランス」「研究者交流」「キャリア支援」「裾野の拡大」などのテーマのもと、積極的にセミナーや女性研究者表彰制度[岡村賞]を実施してきました。また、スキルアップセミナーの実施や女性研究者短期留学助成金、外国語論文校閲・翻訳費用助成事業にも取り組み、女性研究者の研究力の向上や国際リーダー育成を図っています。
    さらに、学長のトップダウンによる部局長へのヒアリングや女性教員の採用・昇任の計画策定、女性の積極採用と女性研究者比率の目標値を明記した教員人事方針の策定、採用・昇任に係るインセンティブ経費の活用などを通じて、女性教員の採用・昇任を促進してきました。令和元年度からは「プロモーションメンター制度」も導入し、研究時間の確保の仕方やワーク・ライフ・バランスなどの相談を行い、女性教員の現状把握および研究環境改善に迅速な対応が可能となっています。 
  2. 産学官連携による女性研究者の共同研究促進
    ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)補助事業の一環として、連携機関所属(大阪市立大学、大阪教育大学、和歌山大学、積水ハウス株式会社)の女性研究者を研究代表者とする共同研究への助成制度(連携型共同研究助成事業)を実施し、62件(平成29年度~令和元年度)の課題が採択されました。また、令和元年12月には、南近畿圏の11大学・企業・団体が参画する「南近畿女性研究者支援ネットワーク」を発足させ、女性研究者の共同研究のネットワークをさらに拡大しています。 
  3. ワーク・ライフ・バランス支援の取組と普及
    出産・育児・介護中の女性研究者の離職防止や研究継続を図るため、平成25年度に研究支援員制度を整備しました。研究者の介護離職を防ぐために「介護相談窓口」を開設し、介護アドバイザー1名を配置し、随時相談を受け付けています。また、介護と仕事を両立のための「介護ハンドブック」や解説動画「基本編/応用編」と「認知症編」を制作し、女性研究者支援室のホームページ上で公開しています。

受賞のコメント

大阪市立大学 女性研究者支援室長 宮野 道雄

 この度は栄えある「憲法記念日知事表彰」をいただき、大変
 嬉しく思います。大阪市立大学女性研究者支援室は平成24年
 11月に開設されましたが、翌年には文部科学省の女性研究者
 研究活動支援事業に選定され、以来、女性研究者の研究環境
 整備や研究力向上などをめざし活動して参りました。
 これからもご理解、ご高配をお願いいたします。

▼プレスリリース
 令和3年度「憲法記念日知事表彰」を受賞(公立大学法人 大阪)

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