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教育・学生生活

2012年度交換留学レポート8月号(ドイツ ハンブルク大学)

商学部3回生 森本摩耶

こんにちは。8月に入り、ようやくハンブルグも夏らしい気候になったかと思えば、あっという間に最近では秋の気配を感じる日々です。気温も20度前後で、朝晩はかなり肌寒く、半袖だけでは過ごせません。夏休みに入り、もう1ヶ月が過ぎました。長いと思っていた夏休みも、ドイツ人とタンデムをしたり、サッカーを見に行ったり、ご飯を食べに行ったりと授業が無いぶんドイツ人と遊ぶ機会が増えたり、また、国内や近隣国へ旅行もしたりと、毎日充実していて本当にあっという間です。こういった休暇を利用して気軽にヨーロッパの国々へ旅行できるのも、ヨーロッパ留学の魅力の1つだと思います。

わたしは、7月の末に1週間ほどイギリスへ、先日は国内のカッセルという都市へ日帰りで旅行しました。
まずイギリスでは、オリンピックを見にスコットランドのグラスゴーへ。
初めてのイギリス、初めてのスコットランド、そして初めてのオリンピックで、行く前からとても興奮していました。オリンピックでは男子サッカーの初戦、日本対スペイン戦を観戦しました。試合は見事に日本が勝利し、たくさんの日本から来たサポーターの方々と一緒に盛り上がりました。また出会った方々とは試合後にお話をしたり、一緒にご飯を食べたりもして、本当に楽しかったです。別の日にはエディンバラにも日帰りで旅行し、丘を登ったりピクニックをしたりと、自然を満喫することもできました。
その後はロンドンへ移動し、街を観光したり買い物をしたりしました。残念ながらオープニングセレモニーのチケットは取れず、見に行くことはできませんでしたが、街全体が世界中からの旅行者で賑わい、至るところに五輪マークや世界各国の国旗が掲げられているといった、オリンピック独特の雰囲気を味わうことができて良かったです。
4年に1度のオリンピック、これをまさか現地で観戦することができるなんて本当に夢のようで、とても良い思い出になりました。

写真1
エディンバラの丘からの景色
写真2
オリンピック観戦
写真3
ドクメンタ

そして先日は、ドイツ中部に位置する都市・カッセルへ。ここでは5年に1度、「ドクメンタ」という現代美術の先端を担う作家達による大規模な現代美術展が行われます。この「ドクメンタ」とは、カッセル出身の画家であり芸術アカデミー教授、アルノルト・ボーデによって、ナチスに禁止された現代美術の復活を目的に1955年に初めて開催され、今日では世界最大級の現代美術展として世界的に知られています。今年のテーマは「崩壊と再建」。100日間の会期中、世界各国から約190組もの作家が集まり、美術館や公園、市内の公共スペースに大型オブジェなどさまざまな作品が展示されます。
わたしは現代美術に興味があったので、友人と一緒にこのイベントに参加してきました。
元々このカッセルは、第2次世界大戦で街全体が消失し再構築されたという歴史がある街で、建築や街並みにも復興当時の面影が強く残っていました。街全体は小さくこじんまりとしていましたが、世界中から集まった数々の作品が街中に点在していて、とても1日で全てを見ることはできませんでした。しかし、同じドイツ国内でもハンブルグとは違った雰囲気を味わったり、このような世界規模のイベントに参加して朝から晩まで芸術に触れることができ、とても面白かったです。

まだまだ長い夏休みですが、季節はどんどん冬に向けて移り変わっているのを感じます。日の入りの時間も日に日に早くなっているので、日が長い今のうちにヨーロッパの国々やドイツ国内をたくさん満喫したいと思います。