2014年度 交換留学レポート(ドイツ ハンブルク大学)
文学部4回生 森山実紗
ドイツ人は日本人と気質が似ている(まじめでよく働く)と聞くことが多いと思いますが、実際ドイツ人は日本人より遥かに適当です。私がここで言う「適当」とは肯定的な意味で、ドイツ人は人生を楽しんでいる、という印象を受けました。
留学初期はドイツ語を話すのも聞くのもなかなか難しいですが、ドイツ人とたくさん喋って遊んでいるうちに語学力は向上します!
【授業について】
ハンブルク大学で私たちが受ける主な授業は、ドイツ人の先生が全てドイツ語で行う留学生向けの授業(DaF)です。私の場合、趣味でイタリア語の授業も受講していました。
私は前期は1週間に5コマ、後期は1週間に4コマの授業を履修し、朝早い授業は8:45から、夜遅い授業は21:00まであって、日本の大学とは少し勝手が違いました。
【タンデムとは】
タンデムとは、日本語を学びたいドイツ人学生と一対一で週に1度2時間お喋りして互いの言語を教え合う制度です。前期はドイツに来たばかりで、なるべくたくさんタンデムをしたいと思い、週に7人とタンデムをしていましたが正直大変でした。パートナーと相性が合うかどうかも重要なポイントです。後期はほとんどタンデムをしませんでしたが、前期より友達も増えるので、タンデムではなく一緒にご飯を食べたり、遊ぶことが増え、その中でドイツ語を話す機会を得ていました。
(ハロウィーンパーティ)
【ドイツの寮】
フロアメイトが3人いて、そのうち2人は日本人でした。(これは稀なことだそうです。)もう1人は、前期はアメリカ人の男性、後期はスロベニア人の男性でしたが、二人ともフレンドリーで良いフロアメイトでした。会話はもっぱら英語でした。ドイツは暖房設備が素晴らしく、真冬でも部屋の中は寒くありません。キッチンも広く、週末には友達を呼んでよくパーティをしていました。寮の1階にはバーがあり、時々パーティやサッカー観戦が行われていました。
(寮でのパーティー料理)
【余暇時間の過ごし方】
よく友達と一緒にご飯を作ったり、カフェに行っていました。長期休暇ではヨーロッパの国々(ベルギー、オランダ、フランス、スペイン、デンマークなど)に友達と旅行に行きました。
(スペインにて) (スペイン トマト祭り)
あとは、プラクティクムというドイツならではの研修制度を利用して、コーヒーとラテアートが人気のカフェで職業体験をさせてもらいました。
市大で社交ダンス部に入っているので、ドイツでもスポーツ施設を利用して週に一度ダンスのコースに通っていました。
(職業体験でのラテアート)
(南フランスにて) (パリにて)
【留学を希望するみなさんへ】
留学中は学生生活の中で一番自由な時間があるときだと思います。留学中にしかできないことを経験できる環境はたくさん揃っているので、今もしくは留学先で何かやりたいことを考え、それが見つかったときは、ぜひ挑戦してみるべきだと思います 。